メンテナンス

加熱コイル の整備 仕上げは…

お代金を頂くための仕上げ

注意するところさえきっちりと押さえておけば、お手入れが出来る加熱コイルですが
お代金を頂くための仕上げは、こんな感じです。

酸洗いで油汚れを落とす

隙間の絶縁体を金属のものに替え、希硫酸に10分ほど浸けます。

引き上げた後、全体に洗剤をかけて少しなじませてから、ゴム手袋をはめてスチールウールで擦っていきます。
(洗剤は、マジックリンが良く落ちる気がします)

この作業を2~3回行うと、とても綺麗になります!

水漏れがないか?

磨き終わったら、水圧テストポンプを使って水漏れが無いかどうかをチェックします。

約1MPaくらいまで加圧、1時間ほど放置して漏れがなければ、次は流量を測っておきます。

計量カップとストップウォッチ

流量は、原始的な方法ですが、計量カップとストップウォッチを使って測ります。銅パイプの内径や形状によっても違いますが毎分2リットルくらいは流れて欲しいところです。 流量の経歴は大事です、お使い頂く中で良くなる方向には決して行きません(供給が変われば別ですが…) 水垢やスラッジや錆などで悪くなる一方なので、お手入れのついでに流量は計測して記録しておきましょう。
(※加熱時間が短い場合でも1.5リットル/分でしょうか… 水の管理を厳しく行う必要がありますが…)

絶縁体やビス関係は交換

絶縁体(シリコンガラス積層板、ガラスエポキシ、ベークライト)は、出来る限り交換します。汚れの溜まりやすい部分でもあり、外観チェックでは異常の見つけにくいところなので、交換してしまいます。

出来上がり

出来上がりました。
寸法等に問題が無いことを図面を見ながら確認します。

あとは、輸送中に変形してしまわないように 厳重に梱包して 発送致します。

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